お役立ちコラム

現場所長さんのMy予定表は3週間工程表で

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現場管理はまず自分の時間管理から

建築現場において、サブコンの現場所長さんは毎日の業務が山積みになっていて、問題も日常茶飯事に発生し、きっと「もう少し時間が余計にあればいいのになぁ」とため息まじりに愚痴をこぼしているのではないでしょうか。

その気持ち、よく分かります。
私自身もサブコン時代、毎月、毎週、毎日の時間管理に頭を悩ませていました。
現場スタッフが何人もいる現場事務所では、その組織としての作業効率を考えなくてはいけない。そのためには自分自身の時間管理がきちんとなされていないと、組織全体を管理する心の余裕が生まれないということになります。
まずは自分の時間管理を有効にマネジメントできるかが、現場をうまく回すカギとなると思います。

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自分がやることとやらないことを仕分けする

クライアントの現場所長さんを見ていると自分がやるべきこととそれ以外のことを、はっきり仕分けしている人は時間管理がうまくできていて、いつお会いしても余裕の表情をしているなと感じます。
スタッフに仕事を割り振り責任を持たせ、自分は重要なポイントだけを把握し、決して何にでも首を突っ込まない。常に視座を高く持ち、俯瞰して物事を見ている。この状態が理想ですね。しかし、人によってはあまりにも人に仕事を移譲しすぎて、問題が発生することも散見されるので、注意が必要です。

問題の芽を事前に摘む

いくら時間管理が上手にできると言っても、問題が山積している状況では根本の解決には
なりません。自分が一日に使える時間は有限なので、それに使う時間が有効でかつ意義のあるものにしたいですね。問題の解決にばかり現場所長が走り回っているのはあまりいい状況とは言えません。
従って、問題が起こりそうなことは早目に察知し、事前に手を打っておくことが重要です。
例えば、施工図が施工できるレベルになっているかどうかを確認できるチェックリストを
準備するとか、施工要領書が形だけのものになっていないか確認し、現場に則した内容にアップグレードするなど、普段面倒だと思うことに施工が始まる前段階で注力することが考えられますね。

自分の予定は3週間工程表で

どこの現場でも工程表は通常、マスター工程表、月間工程表、3週間工程表を作成すると思います。その中でも3週間工程表は定例会議の場で前週、今週、来週の工事の進捗状況が確認できる内容になっていますね。
忙しい現場所長さんは、この現場の3週間工程表を自分自身の業務予定表として、アレンジして使ってみてはいかがでしょう?というのが、私の提案です。
多くの方が手帳のカレンダーにその日その日の予定を記入して自身の行動管理をされているのではないでしょうか。
それだけでは、予定の打合せや行事は記入できても、その途中の業務の工程感はつかめません。つまり現場工程表のように時系列の動きが分からない訳です。
そこで、私の提案は3週間工程表にご自身の行事予定を逐一記入し、その予定までにやるべきことをいつからいつまでに行うかを書いていく。
イメージはこんな感じです。最初のうちは、この内容だけでもいいと思います。
慣れてきたら、左の項目欄に、例えば定例会議、予算関連、社内打合せ、安全関係、品質現場チェック等の項目を記入してそれごとにバーチャート工程を引っ張っていくといいでしょう。
この予定表を週ごとに見直し、前週は予定通り進捗したかの確認をし、進捗していなければ今週以降の業務を修正し、更新するという流れを繰り返します。
やり慣れないと、面倒だと思われるかもしれませんが、習慣になれば苦にならなくなります。この3週間工程表を作成することで、常に先手を打って行動に落とし込めるので、計画的に業務を進めることができ、仕事が効率よく進みます。
ぜひ、試してみてはいかがですか?

まとめ

多くの現場所長さんは何かしらご自分のやり方で時間管理し、計画的にお仕事をされていると思います。しかし、はっきり目に見える形での時間管理をやろうとするなら工程表がおススメです。
私自身、長年この工程表で自分自身の時間管理をやってきました。作成するのは、やはり面倒ですが、これに少しの時間をかけることで、その後の業務が効率よく進み、更に現場組織のマネジメントに時間を割けることを考えると、工程表を使わない手はないです。

この3週間工程表は現場の工程管理だけに使うのは持ったいないツールでだと痛感しているので、ご要望がおありの方はサンプルを差し上げますので、下記までお問い合わせください。

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宮本 一英
株式会社シエンワークス 代表取締役

首都圏・関東周辺を対象に『サブコン専門 人材育成支援サービス』(研修・現場教育支援・コーチング)を提供しております。大学卒業後、35年間中堅サブコンにおいて現場管理一筋で培った経験を活かし、サブコン様における「人材の育成・成長」「離職率の低減」「売上・利益の向上」を支援しています。

【資格】建築設備士/1級管工事施工管理技士/消防設備士(甲種1類)/空衛学会設備士(空調・衛生)/給水装置工事主任技術者/コーチング資格(GCS認定コーチ)

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