お役立ちコラム

建築現場における若手人材育成って疎かになっていないか?

若手社員の研修期間

建築現場で働く若手社員は入社後、どのくらいの期間で各現場に配属されるのでしょうか。私が以前いたサブコンでは、新入社員で入った3ヶ月は、会社で集中的に研修を受け、それが終わった夏頃から各現場に配属されるという流れでした。
現場に配属されてからも、3年間くらいは定期的に会社に集められ、現場管理する上で必要な知識や段取りの手順、技術的なノウハウなどを研修という形で受けていたようです。
私の現場でも若手社員が数多くいて、「すみません、そういえば明日、研修で会社に行かなくてはいけないんですけど」などと、前日いきなり言い出すヤツもいて、「もっと早く言え!
明日は搬入の日じゃないか」と怒鳴ったりしたこともあります。
まあ、それは余談ですが。

現場での人材教育の実態とは?

そんな入社後3年間の研修期間が終了すると、あとは現場でのOJTが主な教育の場であり、
現場の実務を経験していく中で、上司から教わったり、職人から怒られたりしながら、成長していく、というのが建築現場での若手社員の教育の実態ではないでしょうか。
つまり、体系立った教育というものではなく、最初に就いたその現場の上司のやり方で
ある程度、その若手社員のその会社での第一印象は決まってしまうということなのです。
特に現場は小さい集団のため、他の業界よりもその側面は強いものがあるかも知れません。

現場での教育は部下の成長を本当に考えているか?

私が若かりし頃は、今のようにまだセクハラやパワハラと言った言葉は無かった時代。
ある現場で20代の私の上司は、社内でも有名な「新人殺し」と異名を持つ鬼のような人
でした。私がその現場に赴任する前にすでに3人辞めているという噂。
その現場はその上司がいつ怒り出すのかと、いつもピリピリした雰囲気で、気持ちが落ち着くというときは無かったように思います。

程度の差こそあれ、昔も今も部下のことを本当に思って、人としての成長を考えてくれている上司って、少ないのではと思うのです。
「あれは、どうなっている?」
「ちゃんと職人の手配はしたのか?」
「材料は発注したのか?」
「なんで、言ったとおりできないんだ?」
仕事の指示、それに対する確認、報告の有無、勤務態度の良し悪し、そういう表面的な事象にだけ注意が払われて、実は本当に重要な部下の心の内面に入り込むという努力を怠っているように思います。
かく言う私も、多くの上司と同じように部下に接していたのでは、と今では深く反省しています。

現場の粗利と同じくらい部下のことを大事に考えよう

現場代理人の一番重要な仕事、それは実行予算よりも粗利を多く上げること。現場を工程通り、品質よく納めるのは当たり前。会社からの興味はいかに儲けたか、その結果だけです。
そこに注力するあまり、それ以外のこと、特に部下の教育まで頭が回らないのが実情です。

そこで、現場責任者あるいは複数の現場を受け持っている工事長の方は、粗利も大事だけど、もっと大切なこと。そうです。人を育てるということにもっと頭を使ってほしいと思うのです。

まとめ

人の悩みの多くは人間関係だと言います。夫婦、家族、友達、上司部下、ご近所等々。
人間関係が良好であると、仕事も家庭もうまく事が運びます。人間関係を良好に保つには、
相手を思いやる気持ち、好きになることです。
現場の上司が、いつも部下をガミガミ怒っていたのでは、現場のムードが落ち込み、殺伐とした雰囲気になってしまいます。
ちょっと視点を変えて、粗利や工程のことをこっちに一旦置いて、部下の目をじっくり見てみましょう。

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ABOUT ME
宮本 一英
シエンワークス代表 ★サブコン社員が楽しく活き活きと働ける環境を作りたい!★★ 【資格】 ・建築設備士 ・1級管工事施工管理技士 ・消防設備士(甲種1類) ・空衛学会設備士(空調・衛生) 東京都出身/55歳にして自我に目覚める/筋トレ/ピアノ/人間観察/瞑想/お笑い
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