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建設業界の離職率は高いのか?低いのか?

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離職率が高いランキングを見てみよう

平成30年度の厚生労働省が発表した、離職率の高い業種別ランキングを見てみましょう。

ワースト1位:宿泊業、飲食サービス業【26.9%】

ワースト2位:生活関連サービス業【23.9%】

ワースト3位:サービス業(他に分類されないもの)【19.9%】

ワースト4位:教育、学習支援業【16.6%】

ワースト5位:医療、福祉【15.5%】

という順位になっています。
「あれ?建設業は?上位に入っていない!」不思議に思われた方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。そうです。そう感じたあなたは、建設業界の方ですね?
このデータは本当なのだろうか?と疑いましたが、ちなみに、建設業は全主要産業16分類の中で2番目に低い離職率なんです。9.2%です。
ちなみに一番離職率が低い業種は鉱業、採石業、砂利採取業だそうです。
また、水道、ガス、電気などのインフラ業は10.7%と建設業より高いですね。

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イメージより離職率が低い建設業

このデータだけで単純に判断するのは難しいですが、以外にも建設業は他業種より離職率が低いということが分かりました。といっても他業種と比べての話なので、実態として辞める人が少ないということではありません。
私の周りのクライアントのサブコンの工事部長さんによく話をお聞きするのですが、この3月で、若いのも40代の課長クラスもどんどん辞めてるよと。「どんどん」というのもどうやら大げさではないようです。

どの業界でも、辞めたくなる嫌なところというのはあると思います。今は入社して3年で
会社を辞める若い人の割合が3割いるというデータもあります。それは、業種がどうのというより、今の時代の世相や若い人の考え方にも左右されるのでしょう。
とかく、人は自分がいる業界しか知らない場合が多いので、つい他業種がよく見え、転職を考えてしまうということもあるでしょう。
どの業種にもよいところ、嫌なところはあるでしょうが、建設業を分析してみましょう。

建設業の嫌なところ

1.きつい、きたない、危険の3K
2.遅くまで残業させられる
3.土日も休めないときがある(土曜日は必ず休めない)
4.夜間作業があり、昼夜が逆転する
5.拘束される時間に比して、給料が安い
6.結婚できない

建設業のよいところ

1.直接お財布を持ったお客さんに接することがない(技術職)
2.現場での裁量にゆだねられる
3.社内の軋轢に惑わされない
4.現場内では時間的な自由がある

と、こんな具合でしょうか。この嫌なところ、よいところをどう受け止めるかは、建設業に携わる人の考え方ひとつだと思います。どの業種でも嫌なところは山とあるでしょうし、
経験してみないと分かりません。13歳のハローワークじゃないけど、すべての職業が体験できれば、自分に合った職業が分かるかも知れません。でも、ある程度この道かなと思って
入った建設業ではないかと思うのです。

まとめ

我々が今いる建設業。数多くある業種の中でも、もしかすると面白くてやりがいがある仕事かも知れません。もう20年もこの世界にいるよというベテランの現場代理人の方も若手社員の方も、やはり建物が出来上がって、電気が就き、空調が効き、水が出たときの喜びは誰しも嬉しいと思います。
その気持ちを大事にして、今日も一日ご安全に!

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宮本 一英
株式会社シエンワークス 代表取締役

首都圏・関東周辺を対象に『サブコン専門 人材育成支援サービス』(研修・現場教育支援・コーチング)を提供しております。大学卒業後、35年間中堅サブコンにおいて現場管理一筋で培った経験を活かし、サブコン様における「人材の育成・成長」「離職率の低減」「売上・利益の向上」を支援しています。

【資格】建築設備士/1級管工事施工管理技士/消防設備士(甲種1類)/空衛学会設備士(空調・衛生)/給水装置工事主任技術者/コーチング資格(GCS認定コーチ)

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