お役立ちコラム

建設、サブコンの現場支援部門の今後の展望は?

建設業界2024年問題の残業上限規制の対策として、未経験の建設技術者の派遣が増加しています。それに関する関連記事がありましたので、ご紹介します。
記事の主なポイントはこちらです。

1)派遣技術者の増加
残業上限規制の導入に伴い、派遣会社が派遣する建設技術者の数が急増しています。
派遣会社の企業は、派遣技術者の数を大幅に増やしており、その多くは建設業未経験者です。

2)未経験者の需要
経験豊富な派遣技術者の不足により、未経験者への需要が高まっています。これに対応して、企業は未経験者の採用を増やしています。

3)支援部門への派遣
特に、工事書類作成などの支援部門に未経験者を派遣するケースが増えています。
これにより、派遣技術者は建設業の仕事を学ぶ機会を得ています。

4)派遣技術者の将来
支援部門で経験を積んだ派遣技術者は、現場で即戦力として活躍できるようになります。多くの企業では、派遣期間を経て派遣技術者を正社員として採用するケースも増えています。

<引用>日経クロステック:「2024年問題迫る建設業、現場への技術者派遣が急増」(2023.11.17)

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00142/01747/?fbclid=IwAR0-4DUDNXuqf23x7vbCDf1hTrA4IgVF7qLZ6fRF8rj8txCzLSzyV-DQQRA

この方法は、「2024年問題」を乗り切るために有効な手法と考えます。
弊社にもサブコン会社が現場支援部門を設立して、本社から現場へ未経験の社員を送りこむような事例もお聞きしています。

いずれにせよ未経験者を応援要員として出しても、技術や事務作業のやり方を教え、戦力となるまで育成する過程は現場スタッフにとって大きな負担となります。

» 優秀な人材が育つ!定着する!売上が増える!『サブコン専門 人材育成支援サービス』とは? «

「建設業界2024年問題」とは?

「建設業界2024年問題」とは、2024年4月までに「働き方改革関連法」を完全に導入しなければならない課題を指します。この法律は大企業や中小企業に段階的に導入され、特に建設業界には5年の猶予がありました。主要なポイントとして、時間外労働に上限が設定(月45時間、年360時間が基本、特例で年720時間まで)され、中小企業でも60時間超の時間外労働には割増賃金率が25%から50%に引き上げられます。違反時には罰則があり、建設業界にとって労働環境改善は切迫した課題となっています。これはサブコンにおいても重要なターニングポイントと位置づけられます。

首都圏・関東周辺のサブコン社長・経営幹部の方へ|優秀な人材が育って定着し、売上・利益が増えるサブコン経営のヒント 「人材さえいればもっと売上・利益を伸ばせるのに… 優秀な人材を十分多く確保してもっと売上・利益を伸ばしたい…」 とお考えの首都圏...

サブコンの現場支援部門の今後の展望

最近の傾向として、弊社にお問い合わせ内容で多いのが、「現場支援部門を会社組織内で新たに作ったが、その業務を手伝ってもらえないか」というものです。
建設業界2024年問題を受け、働き方改革に取り組む対策として、現場での業務を省力化し、残業時間を削減する試みを各社様で検討されています。
例えば、前記の記事にあるような建設業未経験の派遣社員を雇い入れ、現場で作成する書類
の目的、作成方法を一から教育したり、また工事写真については、撮影ノウハウ(現場に出ることが前提)、写真整理をする前段階の知識を習得させて、準備したうえで現場に送り出すといった内容です。
現場での社員のレベルアップはもちろんですが、人手不足のなか、いかに現場での業務を少しでも効率化、省力化することが組織として考えていかなくてはいけない課題です。

弊社では建築設備業未経験者を教育するベテランの指導員が在籍しています。この指導員により、現場における書類作成業務や写真整理などの、通常現場員が残業して行っている業務を未経験者に指導します。
これにより、現場支援部から派遣された未経験者を指導する現場スタッフの負担を減らし、未経験者がやり方を聞きたくても現場スタッフも多忙なため、充分な指導を受けられないといった問題をなくします。

指導員の外注化により、現場の負担を少なくしながら、未経験者を育成することで、早期の戦力化が可能となります。

まとめ

「2024年建設問題」の残業上限規制の対応策として、未経験の建設技術者の派遣、あるいは会社が現場支援部門を設立して、本社から現場へ未経験の社員を送りこむ事例が増えています。しかし、未経験者の指導には大きな労力が必要で、現場スタッフの負担となっています。その解決策の一つとして、指導員を外注化する方法で、現場未経験者を早期に戦力化する方法があります。

「建築設備」「施工管理」の人材育成でお悩みのあなたへ
シエンワークスでは、解決のサポートをいたします。
まずは、資料請求をしてみてください。

無料資料請求はこちらから

「残業が多い」「現場や育成担当の負担が大きい」「社員が辞めてしまう」人材不足でお悩みの首都圏・関東周辺のサブコン社長・経営幹部の方へ 優秀な人材が育つ! 社員がイキイキとして定着する! 売上・利益が増える! 「サブコン専門 人材育成支援サービス」 研修・現場支援・コーチング

建築設備現場で働く
社員に笑顔を

社員がメキメキと成長し、的確に判断して主体的に動けるようになり、残業や遅延なく業務を遂行できる。

現場も社内もやる気と活気に満ちて、楽しくイキイキと働きながら、無理なく売上・利益が増えていく。

そのような会社を目指されている、サブコン社長・経営幹部の方は他にいらっしゃいませんか?

株式会社シエンワークスでは、
『サブコン専門 人材育成支援サービス』(研修・現場教育支援・コーチング)を通じて、人材の育成・成長、離職率の低減、売上・利益の向上を支援しています。人材開発支援助成金が活用できます。)

首都圏・関東周辺のサブコン様を対象に、出張&初回無料相談を承っております。

以下より、お電話またはメールにてお気軽にご連絡ください。

サブコン専門 人材育成支援サービスに関するお問い合わせ

お問い合わせ、お申し込み、初回無料相談はこちら

042-398-0203

メールでのお問い合わせはこちらから

お問い合わせはこちら
ABOUT ME
宮本 一英
株式会社シエンワークス 代表取締役

首都圏・関東周辺を対象に『サブコン専門 人材育成支援サービス』(研修・現場教育支援・コーチング)を提供しております。大学卒業後、35年間中堅サブコンにおいて現場管理一筋で培った経験を活かし、サブコン様における「人材の育成・成長」「離職率の低減」「売上・利益の向上」を支援しています。

【資格】建築設備士/1級管工事施工管理技士/消防設備士(甲種1類)/空衛学会設備士(空調・衛生)/給水装置工事主任技術者/コーチング資格(GCS認定コーチ)

関連する記事
お役立ちコラム

設備事故・トラブル対策は航空機事故から学ぼう

2022年7月8日
建築設備・施工管理(サブコン)の人材育成ならシエンワークス
あなたの会社では設備事故やトラブルが繰り返し発生し、客先へ迷惑をかけたことで工事部長や役員の方が頭を下げに行かなくてはならないという状況が多発しているということはありませんか。この …
お役立ちコラム

1級管工事施工管理技士試験合格への道のり

2021年2月21日
建築設備・施工管理(サブコン)の人材育成ならシエンワークス
合格率が低い我が社の若手社員 最近、クライアントのサブコンさんの工事部長さんや工事課長さんとお話をするとき、 よく話題に出るのが、「1管が受からなくて困っている」というお話です …