毎日のように湧き出てくる問題や課題。現場を統括する所長であるあなたは、四六時中、頭の中が仕事のことでいっぱいになっていませんか?
竣工が半年後だというのに、天井内の設備工事が全然進んでいない。部下がヘマばかりやらかすのでイライラし、つい怒鳴ってしまう。建築の所長からは相殺請求の件で多額の見積りが来ている、施主からは追加変更の金額についてよい返事がもらえない、会社からは
目標予算に対して未達であることに強いプレッシャーを受けている、等々。
それらの雑念?がいつも頭の中をグルグルと渦巻いているのではないでしょうか?
瞑想をすることで得られるメリット
そんな現場でのストレスや悩みを客観的に見て、心を平成に保つようにするために「瞑想」
することをおススメします。
瞑想することで、普段いろいろなことで頭を悩ませている自分に気づき、その問題に対して客観的に判断し不要な雑念が生まれないように自分をコントロールできるようになります。
1分間から始めてみよう
忙しいあなたは瞑想する時間がないとお考えではないでしょうか。まずは、何ごとも体験してみることが大切です。
あなたが今このコラムをお読みであれば少し中断して、数秒間目をつむってゆっくり深呼吸するだけでも構いません。
どうですか?
少しだけでも気持ちが落ち着いたのではないですか?
今度は自宅など、一人静かでいられる空間で1分間瞑想してみましょう。
瞑想は習慣化することから
瞑想を行う時間帯は一定にした方がいいとされていますが、私は休みの日は朝起きて顔を洗ってから、平日は夕食後というようにしているので、自分が一番落ち着けるときでよいと思います。
重要なのは習慣にすることなので、1ヶ月間は続けられるような環境を自分自身で作ることから始めましょう。1ヶ月間続けられれば、歯磨きと同じで習慣となり、以降瞑想をしないと落ち着かないという状態になったらOKです。
瞑想は姿勢と呼吸法
簡単に瞑想のポイントをお伝えします。
まず1つ目は、「姿勢を整える」ことです。椅子に座り、背筋を伸ばして力を抜き、手のひらは太ももの上に軽く添える感じでかまいません。重心は腰から下にかかっていて安定した感じです。椅子の背もたれからは背中を外しましょう。
目は閉じている方がいいでしょう。
2つ目は「呼吸を整える」です。鼻から息を吸い、鼻から吐いていきます。おススメの呼吸法は、静かに4つ数えて吸ってから止めて2つ数える、その後8つ吐いて止めて2つ数える。これを繰り返します。この呼吸法で1分間、瞑想してみましょう。
このときに自分が呼吸していることに意識を集中させます。ところが呼吸に集中すると言っても、雑念が浮かんでくると思いますが、そのときは、
「あっ、今雑念が浮かんできた」と客観的にとらえ、少しずつ雑念を手放す感覚で、心を安定させましょう。
まとめ
日々忙しく、目まぐるしく変わる現場。工期に追われ、予定通りに進まないことも多い状況下で現場所長さんや責任者の方は心穏やかでない毎日を過ごされていると思います。
そんな中、少しでも心を落ち着かせる時間を取ることも必要ではないでしょうか。
お酒を飲むことも気分転換にはなりますが、その場限りになってはいませんか?
瞑想をすることで心の持ち方が改善され、今後の現場管理が少しでもより良い方向へ向かうことを願っています。
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