お役立ちコラム

2級管工事施工管理技士受験のサブテキストに

建築あるいは建築設備に関する本、現場での部下の教育や人材育成に関する本などを紹介するコーナーです。
今日のブックレビューは、
ゼロからはじめる建築の[設備]教室 原口秀昭著 です。

建築設備の初心者向け

設備インフラからはじまり、給水、給湯、排水、衛生器具、ガス、空調、電気、消火・防災、
搬送とそれぞれの設備の材料やシステムあるいは設計的なことをQ&A形式で分かりやすく解説しています。一問一答で1ページにまとめられており、そのページの下部には個性的なイラストがあり、私のようなベテラン技術者でも新たな発見があったりします。
特に、入社して2~3年生の若手社員や経験の浅い派遣社員の方の知識の習得に便利な書籍ではないでしょうか。

豆知識、雑学的なネタも満載

パラパラとページをめくると、ちょっとしたネタで人に話して、「へー、そーなんだ」と感心されるような内容もあります。
例えば、
Q:戸建住宅、集合住宅などの住宅で、1日当たり1人当たり、水をどれくらい使う?
という質問に対して
A:300ℓ程度使います。
という答えの下に1ℓのペットボトル300本、12本入りの箱25箱のイラストが描かれていて、イメージしやすく、「えっ?こんなに使うの?」と改めて、「もっと節水しなきゃ」
と反省することしきり。
また、
Q:カランとは?
という質問に対して
A:給水栓(蛇口)のことです。
の答えに注釈があり、カランはオランダ語のKRRANからきていて、KARRANは英語のcrane(クレイン)と同じ単語で、鶴という意味だそうです。蛇口が鶴の首の形に似ているので、カランと呼ばれるようになったとのこと。
今まで長年設備業界にいて無意識に使っていましたが、この語源は初めて知りました。
けっこう読み物としても面白い内容です。

2級管工事施工管理技士受験のサブテキストにいいかも

経験の浅い若手社員の方について、1級はハードルが高かったり受験資格が無かったりでまずは2級管工事施工管理技士を受験しようと勉強されている人も多いかと思います。
2管の過去問をひたすら解くのもいいですが、こういう建築設備の仕組みやシステム、なぜ
こうなっているのかという物事の成り立ちみたいなものを理解しながら勉強すると、理解度もアップし試験に合格する確率も高まってくると思います。
なので、2級管工事施工管理技士受験勉強のサブテキストとして使うのもいいかも知れません。

まとめ

建築設備の教科書や参考書の類いの本は堅苦しいものが多く、それでも図解シリーズ的な
書籍もあるにはありましたが、この本は解説も分かりやすいうえに、イラストがユーモラスでさらに構造的な絵も正確にしっかり描かれていて、上司から部下におススメするにはとてもいい本です。

 

管理職の若手社員教育の負担を軽減する

「現場力サポート 24」

 

ABOUT ME
宮本 一英
シエンワークス代表 ★サブコン社員が楽しく活き活きと働ける環境を作りたい!★★ 【資格】 ・建築設備士 ・1級管工事施工管理技士 ・消防設備士(甲種1類) ・空衛学会設備士(空調・衛生) 東京都出身/55歳にして自我に目覚める/筋トレ/ピアノ/人間観察/瞑想/お笑い
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