お役立ちコラム

出張ばかりだった現場監督サラリーマン時代

中堅のサブコンで38年間現場に携わってきた。
一時期改修工事の管理職時代があった以外はほとんどが地方での大型役所工事の現場責任者として、作業服とともに仕事をしてきた。

ということは単身赴任になるわけだが、30代後半で家を建てたはいいが、自分の家にいる期間がほとんどなく、大方一人暮らしの日々が続いていた。

家族と離れて暮らすのは仕方のないことと諦めてはいたものの、サラリーマンの宿命とはいえ、工事屋にしては出張が多すぎた感がある。
会社が次の役所工事を受注するために現場経験のある者を現場代理人として登録する流れになっているため、役所工事経験者は自然と次も役所工事が続く場合が多い。
私はまさにそのパターンだった。

サラリーマンを辞めた今想うのは、「仕事とは?」という自分自身への問いだ。
生活のため?
家族を養うため?
会社に貢献するため?

ただし、家族と一緒にいる時間が少なく会話する機会もままならない状態で、本当に人間としての幸せはあったのか?と。

私の場合は地方への出張が多かったということで例外なのかも知れないが、概ね工事屋は土日もない時期があったり、竣工前は現場に寝泊まりということも少なくない。
工事関係者の多くが家族との時間が取れずに、「お父さんは仕事が忙しいから、しょうがないよね」と言われて、変に家族に納得されていないかと思う。

私の苦い経験と反省から、現場の仕事をもっと効率化できないか、人材を育て現場のチームとしての組織力をアップすることができないかということを考えてきた。
そのことで、一つでも多くの現場の作業時間を少しでも短縮させ、家族と触れ合う時間を確保できたら、こんなにうれしいことはない。

 

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ABOUT ME
宮本 一英
シエンワークス代表 ★サブコン社員が楽しく活き活きと働ける環境を作りたい!★★ 【資格】 ・建築設備士 ・1級管工事施工管理技士 ・消防設備士(甲種1類) ・空衛学会設備士(空調・衛生) 東京都出身/55歳にして自我に目覚める/筋トレ/ピアノ/人間観察/瞑想/お笑い
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