» 優秀な人材が育つ!定着する!売上が増える!『サブコン専門 人材育成支援サービス』とは? «
部下、後輩の力を引き出す質問とは?
今回のテーマは「質問力」です。
職場で部下や後輩の力を引き出すために、上司や先輩が効果的な質問を活用することは非常に重要です。単に指示を出すだけではなく、相手が主体的に行動できるような働きかけを心がけると、仕事の質も向上します。
ここでは、具体的な5つの質問の方法について説明します。
まず、部下や後輩に新しい仕事を頼む際には、ただ「○○をやって」と指示するだけでは、相手が「やらされている」という感覚を持ち、モチベーションが低下する可能性があります。これを防ぐために、「この仕事についてどう思う?」と意見を求める質問をすると、相手が自分で考えるようになり、主体性が生まれます。さらに、意見が出た際には必ず「いいね」と評価することで、相手の発言を尊重し、共に考える姿勢を示すことが大切です。
次に、部下や後輩が悩んでいる時には、彼らの思考を広げるような質問が効果的です。例えば、「○○君が好きな人は誰?」と質問し、答えが出たら「もしその人だったらどうする?」と聞いてみます。これにより、部下や後輩は新しい視点で物事を考え始め、これがアイデアのきっかけとなることがあります。
また、部下や後輩の行動を褒める時には、「よくやった」と言うだけでなく、「どうやってそれを成し遂げたの?」と成功の方法を聞くことで、相手に自己分析を促すことができます。これにより、ただの偶然ではなく、具体的な成功要因が見つかり、それを職場全体で共有することで、チーム全体の力を高めることができます。
さらに、部下や後輩が職場に対する不満を口にした時には、「君ならどうする?」と問題を他人ごとではなく自分ごととして考えさせる質問が効果的です。これにより、相手は自分なりの改善策を考え、建設的な意見を出すようになります。
最後に、部下や後輩が考えすぎて行動に移せない場合には、「まず、何から始める?」と行動を促す質問をすることが有効です。具体的な行動計画と開始時期を聞くことで、相手がすぐに動き出すきっかけを作り、スムーズに仕事が進むようになります。
これらの質問は、部下や後輩の成長を促し、職場全体の生産性向上にもつながります。上司や先輩がこのような質問を日常的に活用することで、チームの力を引き出し、良好なコミュニケーションを築くことができるのです。
<引用>日本経済新聞:「積極的に使いたい、部下・後輩に効く5つの質問」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO19099330R20C17A7000000/
よい質問が現場のチーム力を高める
建設会社、サブコンの現場のリーダーや先輩社員が質問で、部下や後輩、職人さんの力を引き出す効果的な方法を説明します。
主体性を引き出す質問
現場の上司が部下に対して、部下にとって初めての仕事を依頼する場合を考えてみましょう。
「A君はこの仕事初めてだけど、大丈夫だよね。分からないことがあったら教えるから、やってみて」と一方的に指示(のような)する場合がありますが、このように言われると部下は不安でしかありません。
この場合、上司は「外構工事は初めてだけど、A君が仕切るとしたらどのようにする?」
と質問することで、A君は自分が施工管理することをイメージして、自分には何が足りないから、この部分をフォローしてほしい、品質管理のチェックリストを自分で作成するから、
補足してほしいなど、具体的なことがどんどん自分から出てきます。
このように、上司が質問することで部下が主体的に自分の頭を回転させるようになります。
視点を広げる質問
部下が問題に直面した際には、新たな視点を与える質問を投げかけます。
新たな視点は、「もし、いくらでもお金をかけてもよかったら」「もし、1週間前に戻れるとしたら」「もし、自分が現場代理人だったら」など、問題が発生したことが部下の責任だったとしても責めることはせず、最善の方法を自分で考えてみることを促すことが大事です。
このことで、部下は「また失敗して怒られるのでは」という恐怖感がなくなり、自分で考え、
問題に対処できる柔軟性が育まれていきます。
成功体験を共有させる質問
部下が仕事を手際よくこなしたり、現場を効率的にまとめたりしたとき、
「どういうところに注意したの?」とか「上手くいったのは、何がポイントだったと思う?」
と聞くことで、相手に自己分析を促し、その成功の要因を言語化させます。自分の口で言葉にすることで、自分自身でも気づかなかったことが頭の中で組み合わさり、新たな発見や
気づきにつながります。
これをチーム全体で共有することで、全員がその成功要因を学び、次のステップに活かすことが可能です。
問題解決のための建設的な質問
部下が不満を口にした時は、責任が他にある場合が多いです。
派遣社員の動きが悪い、現場スタッフの人数が不足している、建築の係員がいつも文句ばっかり言ってくる、など。現場の状況は、誰しも多くは不満の連続で動いていて、それを何とかするのが仕事なのだ、ということも側面としてはあります。
問題を解決するために、他責ではなく自責で考えるとどうでしょうか。
「B君なら、どう解決する?」と質問することで、もしいい解決策が出てこなくても、自分ができる範囲で何かをやろうと考えることができたらしめたものです。
派遣社員の気持ちを聴いてあげる、建築係員との関係性を見直しコミュニケーションを日頃からとり始めるなど、できるところからやってみる、ということに気づくことができたら
いいですね。
行動を促す質問
相手が考えすぎて行動に移れない時には、最初の一歩を促す質問が効果的です。
例えば、外構工事の施工要領書の作成がなかなか着手できずにいるC君に、
「まず、何から始める?」と質問することで、C君は施工要領書を作成する手順を考え始めます。作成する前段取りとして、資料集めが必要だということが分かります。そこで、
「社内の外構工事に関する施工要領書の資料を集めてみます」という回答が返ってきそうです。
こうすることで、C君は具体的に施工要領書の作成イメージがわき、自分でいつから取りかかるかを考え、他の作業との優先順位を考慮しながら着手していくことが期待できます。
まとめ
建設業、サブコンの現場は、人手不足、残業時間の制限などにより、かつてより多忙を極めています。納期に追われる環境の中、現場のコミュニケーションは充分でないのが現状です。
このような現場に特別のコミュニケーションの時間を設けなくても、「質問力」で部下や後輩の成長やモチベーションを高めることができます。日常の何気ない会話のやり取りに、質問を加えることで、結果的には現場全体の生産性を高めることができるのです。
弊社、シエンワークスでは、建設業、サブコンに合った「現場の生産性を高める質問力プログラム」を提供しています。詳しい内容をお知りになりたいという方は、下部の「無料資料請求こちら」からご連絡ください。
「建築設備」「施工管理」の人材育成でお悩みのあなたへ
シエンワークスでは、解決のサポートをいたします。
まずは、資料請求をしてみてください。
建築設備現場で働く
社員に笑顔を
社員がメキメキと成長し、的確に判断して主体的に動けるようになり、残業や遅延なく業務を遂行できる。
現場も社内もやる気と活気に満ちて、楽しくイキイキと働きながら、無理なく売上・利益が増えていく。
そのような会社を目指されている、サブコン社長・経営幹部の方は他にいらっしゃいませんか?
株式会社シエンワークスでは、
『サブコン専門 人材育成支援サービス』(研修・現場教育支援・コーチング)を通じて、人材の育成・成長、離職率の低減、売上・利益の向上を支援しています。(人材開発支援助成金が活用できます。)
首都圏・関東周辺のサブコン様を対象に、出張&初回無料相談を承っております。
以下より、お電話またはメールにてお気軽にご連絡ください。