お役立ちコラム

インサート図書き方動画 Rebro編

「インサート図の書き方の動画が作れないですか?」
クライアントのサブコン様の担当者の方から、こんなリクエストをいただきました。
対象は、新入あるいは入社2年目で新築の躯体工事がはじめてという社員向けに、施工図を書く前段階として作図に慣れさせたい、というのがご希望でした。
「インサートって何?」というところから、そもそも躯体工事におけるインサートの役割、目的からスタートしないと、新人の社員には理解が深まらないのでは?という気持ちからこのインサート図の書き方動画の製作に着手しました。

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若手社員が最初に作図するのがインサート図

現場に配属されて、CADソフトを与えられて新人が最初に作図するのが、インサート図が多いです。スリーブ図よりインサート図の方が間違えたときのダメージが小さいからというのと、作図が比較的平面的で理解するポイントが少ないからです。
まず、インサート図を書いて作図の要領をつかみ、少しずつレベルアップしていくというのが一般的な作図指導手順なのではと思います。
では、どうやってインサート図の書き方を新人に教え、短時間で作図できるようになるためにどう教えていくのがいいでしょうか。

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先輩がインサート図の書き方を1から10まで教えられない

現場で躯体工事が始まり、地中梁スリーブが入る頃になるとコンクリート打設が一定期間のピッチで継続的に進んでいきます。現場代理人含め、現場スタッフは躯体工事の段取りやら施工図作成、仕上げ工事の段取り等で忙しくなってきます。
この中で、新人にインサート図を書かせる場合、懇切丁寧に1から10まで教えるのは時間が無いし、かといって自分たちも手が回らないという状況で、どうすればいいのか。
そこで、効率的にインサート図の書き方を使用の目的、設置の基準、材料の選別から順を追って解説しているこの「インサート図の書き方動画」がおすすめです。

インサート図の書き方動画を使うことのメリット

このインサート図の書き方動画を使うことのメリットを3つご紹介します。

1.教える人と教わる人の時間的、精神的負担を軽減する

施工図に限らず、建築設備に関わる図面(スリーブ図、インサート図、展開図、アイソメ図etc.)はほとんどの新人が今まで一度も書いたことがない、あるいは見たこともない図面です。例えインサート図であっても、それを満足にマスターし書けるまでには多くの時間を要します。先輩社員が新人にインサートに関する一つひとつの事柄、注意事項、作図におけるポイントのすべてを網羅的に順序だてて教えることが非常に難しいことであるのは、私自身の経験からもよく分かります。
一度教えたことを新人が理解していなかったり、そういえばこのことを教えていなかったと後で思い出し、新人も戸惑ってしまったりということもざらにありますね。
現場でこのことに多くの時間を費やすのが、先輩社員にとって大きな負担となり、スラブの墨出しが間に合わないから、結局「インサート図はオレが書く」ということになってしまう。実態はこの連続なのではないでしょうか。
この動画の構成が、インサートとは?、インサートの目的、設置の基準、配管の場合とダクトの場合の設置の仕方、Rebro機能で簡略化できるコマンド、寸法の入れ方、図面の体裁を考えた仕上げ方法というように、順を追って丁寧に解説しているので、新人が作図途中でいちいち先輩に聞くことが無いように工夫しています。
このことで、新人が先輩に気を遣わずに、また先輩も新人の教育に時間を取られずに、お互いの時間的、精神的負担が軽減されるメリットがあります。

2.インサート図作図について網羅的に学べる

私自身の経験からもそうですが、新人のとき、施工図作図においても先輩は一つひとつ丁寧に教えてはくれませんでした。先輩の書いた図面を見ながら、見よう見まねで自分で書き方を習得していきました。どんな仕事も少なからずそういった主体的な姿勢が必要ではありますが、昨今の人手不足問題を鑑みると、新人の主体性は引き出しつつも、教育に対して一層時間の短縮が求められる時代になってきました。
先輩からの指導は、ポイントを押さえた重要な内容に留め、細かな注意事項や書き方についての網羅的な知識、ノウハウはこの動画を観れば習得できます。

3.若手社員の自己肯定感が上がる

忙しい中で先輩の説明も、内容を端折ったり、途中でのチェックをしていないため「できました」と提出された図を見て先輩が愕然とし、若手社員が先輩社員に怒られる場面は多々あります。
そのことで新人は、先輩に非がある場合も含めて「自分はダメな人間なのでは」と自己嫌悪に陥ることもある訳です。
この動画を使えば、これが新人の先生になるので、何回質問(観ても)怒られないし、繰り返し観ることで段々と理解が進むという実感が得られるでしょう。そうすることで「自分の力で作図できた」という自己肯定感が育まれ、ひとつの成功体験から仕事が面白くなるという好循環が生まれます。

インサート図書き方動画の構成

ここで、「インサート図書き方動画」の目次をご紹介します。
1.インサートの基礎知識
 1-1、インサートとは
  ●インサートの役割
  ●インサートの種類
 1-2、インサートのルール
  ●天井配管・ダクトの支持
  ●機器・制気口の支持
  ●支持のポイント
2,作図の準備
 2-1、データの準備
  ●作図データを開く
 2-2、作図の設定
  ●各種作図設定
3.インサートの作図
 3-1、機器インサート
 3-2、ダクトインサート
 3-3、配管インサート
  ●空調
  ●衛生
4.仕上げ
 4-1、寸法記入
 4-2、チェック

動画を使うことで次のステップへ

インサート図を書いたことがない、そもそもインサートが何なのか分からない、という新人がこの「インサート図の書き方動画」を観ながら、自分で手を動かし自分で考え、理解することで「自分でもCADで図面が書ける」という自信がつきます。
新人にとってその成功体験が仕事に対するモチベーションアップにもつながります。最初に書いた図面で「自分は作図ができる」という気持ちになれば、その次には簡単な平面図、その次は断面図、そしてだんだん難易度の高い図面へとステップアップしていく速度が早くなることは期待できます。

まとめ

作図すること、施工図を書くことに限りませんが、技術者としてある一定の技能、知識を習得するまでの期間は個人差もあり、また配属された現場や上司によっても影響を受けます。やはり一番はその人の成長意欲や仕事に対する責任感、主体性によるものではあるものの、若手社員全員が早い時期に一定レベルの技能は習得してほしいと思うのは会社として当然です。
そのために、この作図動画は社員育成の一環として導入をおすすめします。
この動画にご興味がある方は、下記までお問い合わせください。

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宮本 一英
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【資格】建築設備士/1級管工事施工管理技士/消防設備士(甲種1類)/空衛学会設備士(空調・衛生)/給水装置工事主任技術者/コーチング資格(GCS認定コーチ)

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