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目次
タイプに合わせた効果的なコミュニケーションを取るための「DISC理論」
今回は、人間の行動傾向を4タイプに分類する「DISC理論」を説明します。
この理論は、他者とコミュニケーションを取る時に、有効に使えます。
同じ言葉を使っても、相手によってその受け取り方が異なるため、効果的なコミュニケーションを図るためには、相手に合わせた対応が求められるのです。
特に経営者、管理職などのリーダーは、メンバーの性格に応じて接し方を工夫することが重要ですので、役立つかと考えます。
この「DiSC理論」は、米国の心理学者ウィリアム・M・マーストンが提唱した、人の行動パターンは以下の4つに分類し、それぞれ効果的なアプローチを説明したものです。
主導型(Dominance)
このタイプは、迅速に行動を起こし、自らの意思で成果を出そうとする特徴があります。指示に縛られることを嫌い、自分なりのやり方で進める傾向が強いです。適切な対応としては、高めの目標を設定し、権限を明確に与えた上で任せることが有効です。励ましの言葉としては「君に任せたよ」「自由にやって」といった表現が効果的です。
感化型(Influence)
このタイプは、社交的でポジティブな性格が特徴で、周囲を明るくするムードメーカーです。しかし、緻密さに欠け、細かい管理には向いていません。頻繁に声をかけ、成果を認めることでモチベーションを高めると良いでしょう。「君の頑張りをみんなが評価しているよ」などの一言が効果的です。
安定型(Steadiness)
このタイプは、安定した環境での着実な取り組みを好み、粘り強さがある一方、変化を嫌います。段階的な指示を出し、具体的なやり方を示すと効果的です。「困ったら何でも相談して」「ありがとう、みんな助かっているよ」などの言葉で安心感を与えましょう。
慎重型(Conscientiousness)
このタイプは、細部にこだわり、正確さを重視する慎重な性格です。指示を出す際には、仕事の目的や全体像を示し、納得感を持たせることが大切です。「君の考えはもっともだ」「いつも完璧だね」といった言葉で、信頼感を与えると良いでしょう。
リーダーは、メンバーを観察し、それぞれの性格に合ったアプローチを選ぶことが大切です。ただし、タイプを固定的に捉えず、相手の状況を見極めながら柔軟に対応することが求められます。相手に仕事の意義や自己の存在価値を感じさせ、気遣いを欠かさないことが、モチベーションを高める鍵となります。これらを意識したコミュニケーションが、チームの成果向上につながります。
<引用>日経クロステック:「メンバーの「やる気」はこう引き出す」
https://xtech.nikkei.com/dm/atcl/column/15/071000115/00006/
DISC理論を建設業、サブコンの現場のチームづくりに活用する
このDISC理論は、建設業、サブコンの現場のチームづくりに活用できます。
現場のチームの力を最大限に引き出すには、慎重さとリスクを恐れない性格のバランスが重要です。慎重な性格は、リスク回避や詳細な分析を得意とし、ミスの防止に役立ちますが、過度に慎重だと工期に間に合わない可能性があります。一方、リスクを恐れない性格は、新しいアイデアに挑戦し、現場にイノベーションを促しますが、無計画な行動は危険を伴うこともあります。そのため、両者のバランスを取ることが、現場のチームづくりに必要です。
そのため、DISC理論に基づく性格理解は、チームの多様性を引き出し、協力関係を築くための有効な手法です。異なる性格のメンバーが協力するには、相互理解とコミュニケーションが不可欠です。テーマを与え、積極的な対話を促し、信頼関係を構築することが求められます。
また、リーダーは、メンバーの強みを認識し、フィードバックを通じてチームの統合を支援する役割を担います。リーダーのオープンな姿勢と適切なリスク管理が、慎重さとリスクテイキングを効果的に融合させることが、チームの生産性向上につながります。
プロジェクト管理では、リスクを取る決断と安定を保つ慎重さの両立が必要です。成功と失敗の分析を通じ、リスクとイノベーションのバランスを取りながら、持続的な成長を目指します。性格評価を通じたチーム編成も重要で、メンバーの変化に対応することで、強固な協力体制をつくることが可能です。
さらに、DISC理論を現場の事故防止に活用できないかと考えてみました。まず各メンバーが、DISC理論4タイプの分類のどれに属するのかわかるようにした上で、リーダーは、チームのメンバーに「現場の事故防止策」の意見を戦わせます。
DISC理論4タイプに分類した対策案を通じて、それぞれの考え方、その背景にある事故に対する認識の違いを相互理解させます。そしてメンバー全員が納得する「現場の事故防止のルール」を策定します。
その後は、タイプ別によってリーダーは、注意の声かけの言葉の使い分けを行います。
そして、このルールが守られているかを現場で確認し合うような環境、定期的にルールが守られているか確認する機会を設けることで、形骸化しないように徹底することが重要です。
まとめ
DISC理論とは、人の行動を4タイプに分類し、タイプに合わせて効果的なコミュニケーションを取る手法です。
この手法は、建設業、サブコンの現場のチームづくりにも活用できます。さらに現場の事故防止の取り組みにも利用できるのです。
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