令和4年度の1級管工事施工管理技術検定の第一次検定が9月4日(日)、第二次検定が12月4日(日)に予定されています。合格発表日は第一次が10月6日(木)、第二次が
令和5年3月1日(水)です。
1級管工事施工管理技士の資格は管工事を仕事にしている者にとっては必須の資格であり、
資格の有無によって施工管理できる工事の範囲も違ってきます。これから現場代理人になる若い技術者の方はなるべく早い段階で取得しておくことをおすすめします。
しかし、現場が忙しく勉強する時間がない、短期間とはいえ勉強するモチベーションが上がらないという理由で受験を先延ばしにして、なかなか資格取得できていないという方も
多いと思います。
そこで、この記事では1級管工事施工管理技術検定に合格するための3つのポイントを上げ、一人でも多くの方が資格取得するヒントになればうれしいです。
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検定日までの勉強の計画を立てる
現場に配属の方は現場の工程によって、その年の受験に対する気持ちの乗り方が違ってくるというのは否めないことかと思います。第一次検定の試験日が毎年9月の第一日曜日なので、その時期に現場の竣工が重なると勉強どころではないというのが実情でしょう。
しかし、たとえそのような現場の工程でも、少なくとも半年前にはそれが分かっているはずです。受験前半年間ずっと竣工前の忙しさが続くということはないでしょう。
ここで第1のポイントはその年の早い段階(5月頃)で、受験勉強のスケジュールを立てどういう手順で勉強するかを計画するということです。
例えば、9月初旬が竣工だとしたら、8月のお盆から以降はほとんど勉強時間が取れないと仮定し、6月、7月あるいは4月、5月の2か月間で集中して勉強するというように、長いスパンでスケジュールを立てます。
また、手順としては学科試験の科目ごとに時間を振り分け、この週は空調、この週は衛生、来月は施工管理と法規など現場の工程表と同様に自分の勉強工程表に落とし込んでいくと、全体像が可視化できその日その日のやるべきことがはっきりします。
モチベーションを意識せず、習慣化する
第2のポイントはモチベーションに頼らないということです。人はどうしてもやる気が出るときとでないときがあるのは仕方がないことです。つまりモチベーションを気にしないで勉強する習慣を作る努力をしましょう。どのように習慣を作るか。
それは、毎日勉強する時間帯と時間、場所(環境)を決め、それを徐々にできる範囲で始めてみてください。例えば、最初のうちは毎朝トイレで1問だけ過去問を解く、ということでもいいのです。これを習慣にできれば、少しずつ時間を増やし、問題の数を5問に増やすようにしていきます。慣れた頃には現場の帰りのファミレスで毎日30分間でも過去問を解く習慣ができれば、十分な勉強時間が確保できます。あなた自身が集中できる時間帯と場所を見つけてください。これが少しでも習慣になれば、「あれ?自分もけっこうやればできるな」と、自己肯定感ができ仕事自体にもいい影響が出てくるかも知れません。
ひたすら過去問を解く
第3のポイントは過去問題をひたすら解く、ということです。テキストを長々と読むというのは、受験勉強としてはおすすめできません。資格試験の受験勉強の目的は、資格を取得することが目的なので、はっきり言って管工事の理論やシステム、技術的な深い部分までの理解はこの時点では浅くてよしと考えましょう。これらのことに時間をかけていたら、
点数をとることができなくなってしまいます。過去問を解きながら、分からない部分を理解するために、テキストを読み返すということにとどめましょう。解く過去問の数をいかに増やすかを意識しましょう。数多く過去問を解くことで、その設問が次第に自分の身体の中に溶け込んでいき、正解を導き出す回路が脳の中で出来上がっていきます。この感覚がつかめたらしめたものです。
まとめ
現場がいつも忙しくて、勉強をする時間がない、仕事で疲れてとても勉強どころではない。1級管工事に限らず資格試験の受験に際して、このような声を多く聞きます。私自身も現場をやりながら受験していた身として、その気持ちはとてもよく分かります。働く社会人が忙しい中でいかに効率的に勉強できるか、短時間で合格するためにどうすればいいか、を考えてきました。この記事が少しでも資格取得の参考になれば幸いです。
あなたの合格をお祈りして。
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