お役立ちコラム

建築設備資格試験 時間がない人のための音声過去問

仕事が忙しく、資格試験の勉強をする時間がない。夜遅く家に帰ってきて、テキストや問題集を開くが、疲れて寝てしまう。そもそも資格を取ることに前向きになれず、モチベーションが上がらない。建築設備の資格取得を毎回、社員に口を酸っぱくしてハッパをかけている管理職の方は、クライアントの会社様でも多くいらっしゃいます。
特に設備業界では、若い社員の方でも早くから現場を任され、現場代理人として責任を持つ立場に就くので、その証としても技術資格は会社として必須であることは間違いありません。
その資格者数を増やし、社員の技術力と会社の顧客への信頼度を向上させる会社の想いに反して、なかなか多くの社員が資格取得に至らない各クライアント様の状況を何とか改善できないかと考えていました。そんな折、あるクライアント様から、「現場が忙しく勉強する時間がないと社員が言っている。通勤時間に勉強させたいが、車通勤が多く、なかなか勉強しろと言えない」というお言葉をいただきました。そこで、「車の中で気軽に勉強できる媒体はないものか?」と考えました。英語のリスニングのように、音声で聞く過去問はどうだろうと。

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音声による資格受験勉強の2つのメリット

1.車通勤途上で勉強できる

毎日の施工管理の仕事が忙しい現場に従事している方は、日々の体力の消耗度や精神的な疲労度は内勤の方に比べて大変大きいと思います。家に帰って、お風呂に入って食事をしたら、勉強なんかする気が起きないというのは、よく分かります。では、通勤途上の車の中で勉強してみるというのはいかがでしょう。
音声に特化した過去問題集つまり、短い問題と解答の一問一答での完結型の構成であれば、頭の中にすっと入ってきやすいし、繰り返し聞くことで問題の意図が理解でき、知識が定着します。テキストを目で追う、ということに日頃慣れていない方でも、音声であれば、少し集中する感覚が出てくれば、習慣になりやすい媒体です。

2.受験勉強のきっかけ作りになる

どんな資格試験であれ、ある一定期間の勉強時間を確保できないと、なかなか合格できないというのは、私自身の経験でも言えることです。重い腰を起こし、試験日の1週間前から慌てて勉強し始めても、受験に間に合わず不合格という結果に終わる。このことを毎年繰り返すということだと、受ける本人が一番嫌な思いをすることになります。
そのためには、少なくとも受験日の2ヶ月前から計画して、少しずつ勉強していくことが必要になります。しかし、なかなか間際にならないと、勉強を始められない。これは、勉強を始めるハードルが高すぎるからです。いざ、始めようとしてもテキストを開き、字を目で追うのが面倒、過去問を解こうと本を開くが頭に入って来ない、そこで挫折してしまう。ということだと思います。
そのハードルを低くし、テキストを目で追うのではなく、音で聞く。そうすれば何回か聞くうちに内容が頭に入ってくる、頭に入ってくれば理解が進み、だんだんと繰り返し聞いてみようという気持ちになる、という循環が生まれます。
その気持ちの変化が大事で、そういう気持ちが芽生えれば、あとは自然と勉強するモードに入り込んでいけるのです。
音声で聞いた過去問の解答で、もう少し詳しく確認したいと思って、家に帰ってからテキストを開き、その部分を勉強する、という流れになれば、いいですね。
つまり、音声による勉強は、受験勉強をするためのきっかけ作りというメリットもあります。重い腰を上げるための呼び水的な意味で、音声を活用していただきたいのです。

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音声による受験勉強でこう変わる

いつも資格試験に落ちる方というのは、別に理解力が低いとか判断力が鈍いということではなく、単に勉強していないだけで、普通に勉強さえすれば誰でも受かるような内容です。しかし、試験に落ちると、どうせ自分はダメだというマイナスな気持ちが残り自己否定だけが残ってしまいます。
音声過去問を聞き、勉強を繰り返し行うことで、受験勉強へのハードルをなくし、勉強する習慣が社員の方に浸透し始めるとどうなるでしょうか。勉強さえすれば、誰でも受かる試験なので、受験に合格する社員が続出し、その社員の方々の自己肯定感が上がり、「やればできるんだ」という気持ちになり、それが仕事や私生活にもよい影響を及ぼすようになってきます。

まとめ

建築設備の資格試験対策として、音声による勉強方法をご紹介しました。資格試験勉強というのは、ポイントはいかに初めの一歩を早い段階で踏み出すかです。それが始められずにいつの間にか受験日の間際になってしまったということにならないよう、スムーズに、手軽に勉強の一歩を踏み出しましょう。そのための音声勉強です。

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宮本 一英
株式会社シエンワークス 代表取締役

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【資格】建築設備士/1級管工事施工管理技士/消防設備士(甲種1類)/空衛学会設備士(空調・衛生)/給水装置工事主任技術者/コーチング資格(GCS認定コーチ)

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