長く現場管理をやっていた経験から、何かしらの事故、職人あるいは職員、自分自身がケガをしたということがまったくゼロという人がいたら、よほど運に恵まれた人なんだろうなぁと感心する。
私自身が担当した現場もご多聞にもれず、さすがに死亡事故は無かったが、職人のケガは
何回かあった。
多いのはやはり脚立や天台からの転落で、指を骨折したとか、腰を打撲し立ち上がれなくなったとかという事故が大半だ。
かくいう私本人も現場内での事故はあるにはあったがナイショにさせてほしい。今回は現場の外でのケガの話を2つほど。
1回目は転勤で行っていた現場での出来事。レクリエーションのドッジボール大会がゼネコンの所長の独断で開催されることになった。
そのときは、ゼネコン3社、電気JV2社、空調JV2社、衛生JV2社の計9社における
トーナメント戦だった記憶がある。
私は衛生JVの所長として、張り切って参戦していた。
ドッジボールなんて子供のとき以来だと、ワクワクして楽しんでやっていたのはいいのだが、あまりにも張り切り過ぎて、自分がボールを持って相手にボールをぶつけようと投げた瞬間、足がズルっとすべり転倒。
そのまま両腕から前に落ち、左肩を痛めてしまった。あまりにも痛いので、そのまま同僚の車に乗せてもらい病院に行ったら脱臼しているとのこと。なんとも情けない話。
このとき、私は本厄の年だった。
もう1回は、これも単身赴任で現場のすぐ近くにアパート住まいしていたときのこと。
アパートから現場までは歩いて3分、家から現場が見えるほどの近距離。
現場では事務所にばかりいる(たまには現場にでなくてはいけないのだが)ので、運動不足になりがちということもあり、毎朝アパートから遠回りして30分歩いて現場に行くという運動を毎日やっていた。
ある日、気持ちよく歩いていたのはよかったのだが、ちょっとしたデコボコの道のところでつまずき、またもや転倒。勢い余って思い切り左手をついて、そのときは薬指と小指を骨折してしまった。このときはちょうど竣工検査の前日。もう少しで現場が終わるという油断があったのかも知れない。
2件とも、気持ちのゆるみと油断あるいは無理をし過ぎといったところが原因だろうと思う。レクリエーションや散歩と言っても、いつどういう状況でケガをするか分からない。
現場の外だからといって油断は禁物だ。
常に廻りの状況に気を配り、無理をせず、慎重に行動したいものだ。
筋トレを始めたのは、この散歩途中で骨折したことで筋力不足を痛切に実感したことがきっかけでそれ以来ずっと続けている。
「建築設備」「施工管理」の人材育成でお悩みのあなたへ
シエンワークスでは、解決のサポートをいたします。
まずは、資料請求をしてみてください。
建築設備現場で働く
社員に笑顔を
社員がメキメキと成長し、的確に判断して主体的に動けるようになり、残業や遅延なく業務を遂行できる。
現場も社内もやる気と活気に満ちて、楽しくイキイキと働きながら、無理なく売上・利益が増えていく。
そのような会社を目指されている、サブコン社長・経営幹部の方は他にいらっしゃいませんか?
株式会社シエンワークスでは、
『サブコン専門 人材育成支援サービス』(研修・現場教育支援・コーチング)を通じて、人材の育成・成長、離職率の低減、売上・利益の向上を支援しています。(人材開発支援助成金が活用できます。)
首都圏・関東周辺のサブコン様を対象に、出張&初回無料相談を承っております。
以下より、お電話またはメールにてお気軽にご連絡ください。