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建設業、サブコンの現場で、「ジョハリの窓」を使って、コミュニケーション改善する方法

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「ジョハリの窓」とはなにか?

今回のテーマも前回の「氷山モデル」と同じ「工事現場のコミュニケーション改善」です。
今回は「ジョハリの窓」を使って説明します。
ジョハリの窓とは、自分と他者の認識の違いを理解し、効果的なコミュニケーションを図るための心理学的モデルです。
このモデルは、自分についての情報を「自分が知っているかどうか」と「他者が知っているかどうか」という2つの軸で分類し、4つの領域に分けて考えます。

最初の「開放の窓」は、自分も他者も知っている情報で構成され、信頼や協力の基盤となる領域です。

次に「盲点の窓」は、他者が知っているが自分が気づいていない情報が含まれ、フィードバックを受けることで自己理解を深めるチャンスとなります。

「秘密の窓」は、自分は知っているが他者には隠している情報であり、自己開示を通じて信頼関係を強化できます。

そして「未知の窓」は、自分も他者も知らない未知の領域であり、新しい経験や学びを通じて発見が可能です。このモデルを活用することで、自己認識を高め、相手との相互理解を深めることができるのです。

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ジョハリの窓を活用して、現場のコミュニケーションを改善する

それでは、サブコンの施工管理者が、「ジョハリの窓」を使って、現場のスタッフとのコミュニケーションを高める方法を考えてみました。

ジョハリの窓は、自分と他者の認識のギャップを可視化するツールで、職場のコミュニケーション改善に大いに役立ちます。これを建設現場で活用するには、まず各スタッフが持つ「開放の窓」「盲点の窓」「秘密の窓」「未知の窓」の4つの領域を意識することが重要です。

最初に取り組むべきは「開放の窓」の拡大です。これは、自分が知っている自分自身の情報と、他者が知っている自分の情報が一致する部分を指します。現場では、日々のミーティングや雑談を通じて、個々の考えやスキルをオープンに共有する場を設けることが効果的です。例えば、工程進捗会議で工程通り工事が進捗したときのメンバーの工夫や考え方を共有することで、お互いのスキルや知見を理解しやすくなります。

次に、「盲点の窓」を縮小するためには、フィードバック文化を根付かせることが鍵です。現場スタッフは自分が見えていない部分について他者から指摘を受けることで、自己理解を深められます。しかし、フィードバックは厳しい言葉になりがちですので、具体的かつ建設的な表現を心がける必要があります。例えば、「最近の作業員への指示が少し曖昧だったので、次回は図面を使って、具体的に説明するといいと思うよ」というように、改善のヒントを提供する形にします。

さらに、「秘密の窓」を小さくするためには、個人の強みや課題を自ら積極的に共有することが必要です。たとえば、施工管理者自身が「自分は原価管理に時間を取られているが、現場で起きている細かな事象に関してはみんなの意見を聞きたい」とオープンに話すと、部下も自然と自分の考えや得意分野を共有しやすくなります。このように、上下関係を越えた双方向のコミュニケーションを促進する姿勢が重要です。

最後に、「未知の窓」を減らすためには、現場全体での学習機会や新しい取り組みを推進します。新しい技術や方法を導入する研修を実施すれば、全員が未知の領域に触れ、新たなスキルや可能性を発見できます。これにより、チーム全体の成長と絆が深まります。

ジョハリの窓を建設現場で活用することで、個々の認識やスキルが明確になり、コミュニケーションの質が向上します。その結果、現場全体の信頼関係が深まり、効率的で安全な作業環境が実現するのです。

まとめ

建設業、サブコンの施工管理者が、現場で「ジョハリの窓」を使えば、チームメンバーとのコミュニケーションを高めることができます。自分の性格を自己開示しながら、お互いを知ることで、それぞれのメンバーの強み、弱みを共有するのです。これにより、工事現場に信頼関係が生まれ、作業効率が向上します。

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宮本 一英
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首都圏・関東周辺を対象に『サブコン専門 人材育成支援サービス』(研修・現場教育支援・コーチング)を提供しております。大学卒業後、35年間中堅サブコンにおいて現場管理一筋で培った経験を活かし、サブコン様における「人材の育成・成長」「離職率の低減」「売上・利益の向上」を支援しています。

【資格】建築設備士/1級管工事施工管理技士/消防設備士(甲種1類)/空衛学会設備士(空調・衛生)/給水装置工事主任技術者/コーチング資格(GCS認定コーチ)

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