お役立ちコラム

自粛連休中、現場監督が考える3つのこと

新型コロナウィルス感染防止対策で自粛ムードが続いていますが、不要不急の外出を控える中、現場を管理する現場監督の方はこの連休をいかがお過ごしでしょうか。
日頃時間がなくて読めていない本を読む、映画を観る、YouTubeを観る、子どもと家で工夫して遊ぶなど様ざまでしょう。
そこで一つ提案ですが、これから現場の管理の進め方をどうしていくかということよりも、
もっと根本的なこと、仕事に対して自分はどう取り組んでいけばいいかという少し大きな視野で自分と向き合うことにちょっとだけ時間を取ってみてはいかがですか?

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自分自身を見つめなおす

まずは、自分自身を見つめなおす。見つめなおすってどういうこと?と思われるかも知れません。
日頃、時間に追われ忙しく現場管理をこなし、家族ともろくに話もできずそのまま家に帰ったら
食事して、風呂に入り寝てしまうという毎日。
「もう少し自分の時間が取れたらなあ」とため息をつくときはありませんか?
連休のこの時期、今までの忙しい毎日について、このままでいいのだろうか?とちょっとだけ思考を自分のことに向けてみる。家族の幸せを考えてみる。意識的に考えることで新しい発想や視野が
広がることがあるかも知れません。
例えば、本当に自分がやりたいことは何なのか?人生で自分が一番大切だと思うことは?
そのためには、今後自分はどういう行動を取るといいのか、という自分自身への問いをノートか
紙に書いてみる。そうすることで脳みそが考え出し、日常とは違う感覚で、新しい考えが浮かんでくると思います。
ぜひ、試してみてください。

部下のことを考える

家族のことを考えるというのは、ごく自然で人間であれば当たり前の感情です。家族を幸せにしたい、家族のために自分は働いているという自負もありますね。
ところが、仕事上における部下について、家族と同じくらい真剣に考えたことありますか?
私もサラリーマン時代、部下とは仕事をサポートしてくれるスタッフという認識で、忙しい毎日の中で、思い通り動いてくれない部下に対して不満もありながら、言葉は悪いですが尻を叩いて
叱咤激励していたように思います。つまり、部下に対して家族のように感情を入れて接することは
少なかったように感じます。
2つ目の提案ですが、日頃出来の悪い部下に対して考え方を変えて、家族と同じくらい、つまり子どもを育てる気持ちで部下と接するようにしてみてはどうかということです。
例えば、以前のコラムでも書きましたが、部下のいいところ、長所を30個書き出しましょう。
新聞のチラシの裏でも、子どものお絵かき帳の1枚をもらってもいいです。それに部下のいいところを書き連ねる。10個や20個ではなく、必ず30個です。30個書ききるまで、辞めないで
ください。
そうすることで、自分の部下に対する気持ちが少しずつ変化していくことに気が付くはずです。
そう、いつもは部下に足してマイナスだったイメージが、だんだんと感謝する気持ちに変わってきます。連休明けに部下に会った瞬間から、あなたの部下に向ける眼差しが変わったということに
部下自身が気づくはずです。

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会社の評価より自分の在り方を問う

もう一つはサラリーマンであれば、誰しも考えている自分の評価、会社における役職、地位、立場ですね。
「同期はどんどん出世してくのに、なぜオレは今の境遇なんだ。会社はちっともオレのことは評価してくれない」とか、「オレの下につけてくる社員はできの悪いやつばかりだ」とか。
会社の評価や会社内での境遇がどうなのかというより、大事なのは、
「自分はどう在りたいのか」
ということです。他人の評価を気にするより、自分がどう生きたいか、仕事をする意義は何なのか
をもう一度、考え直してみることも必要です。
そこに意識をフォーカスすると、だんだんと気分が楽になっていき、やるべきことが見えてくるのではないでしょうか。

まとめ

コロナ禍で世の中が自粛で沈みがちな気分になっている時期ですが、一人ひとりの心の中だけは
沈まないように気持ちを整理することが大事です。この時期だからこそ時間を有効に使い、普段
使わない思考で頭を使い、気持ちを切り替えて行動に移してみましょう。

 

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ABOUT ME
宮本 一英
シエンワークス代表 ★サブコン社員が楽しく活き活きと働ける環境を作りたい!★★ 【資格】 ・建築設備士 ・1級管工事施工管理技士 ・消防設備士(甲種1類) ・空衛学会設備士(空調・衛生) 東京都出身/55歳にして自我に目覚める/筋トレ/ピアノ/人間観察/瞑想/お笑い
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