建設業界におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)が実際に建築現場でもその姿を現しつつある昨今、ドローンが現場の中で活用されるという実証実験の記事を見つけました。
大林組、NTTドコモ、エヌ・ティ・ティ・コムウェアは、屋内の建設現場でドローンを活用し、効率的に工事の進捗を管理する実証実験に成功した。ドローンが取得した情報から、3Dデータ上の任意の箇所をクリックすると、その場所で撮影した各日の工事写真を閲覧でき、写真検索を自動化して現場の負担を軽減した。
建設ニュースサイト BUILT 2022年1月19日掲載
このドローンの建築現場内での活用というのは、いろいろな可能性を秘めていると思います。この記事でも紹介されているように、現場の進捗管理の効率化が一番に上げられます。施工の状況がどの程度進んでいるかが、現場スタッフ全員で共有できるのと、リモートで会社の人間もリアルタイムで把握できるというメリットがあります。
また、施工管理で一番手間がかかる工事写真撮影も、このドローンに搭載されたカメラで人を介さず撮影できるので、いちいち職員が現場にへばりつかなくても済みます。
建築設備に関してドローンの活用を考えると、既設建物の改修工事で地下ピット内の調査に使用できるのではないでしょうか。ピット内は酸素濃度が薄く、人が入って調査する場合は十分に換気をして酸素濃度を測定してからでないといけません。その点、ドローンであれば酸欠の心配もないし、狭い箇所でも入っていけるでしょう。
また、劇場やホールなどの天井高が高い部屋の天井面や壁面に設置された吹出口の風量測定もドローンであれば簡単です。風速測定器をドローンに搭載し、竹竿のような長い棒で不安定な状態で測定しなくても簡単にできそうです。
あるいは、安全パトロールなども複数の協力会社の番頭さんが現場に集合しなくても、遠隔でドローンが撮影しているリアルな映像を見ながら、安全面の指摘ができます。
このように、DXが建築現場に実用段階として出現しています。ドローンだけでなく、いろいろな場面でこんなこともできてしまうという驚きが近い未来に当たり前になる日が来るのは間違いないでしょう。DXの普及が遅れていると言われる建設業界ですが、職人さんの手を介さず、3Dプリンターのようにすべて機械が建物を造ってしまうということは、そうそうはできないでしょう。建設する過程での手段としてDXが有効活用され、建設業に携わる人たちが効率よく仕事ができるようになるのが理想です。
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