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自分を成長させるお勧め習慣
今回は「リフレクション(内省)」がテーマです。
リフレクションとは、自分の行動や状況を客観的に振り返り、成功や失敗を問わず、今後に生かすべき気づきを得ることです。これは単なる反省とは異なり、失敗だけでなく、良かった点も含めてフラットに見つめ直し、未来志向で考えることが特徴です。
リフレクションを行うことは、個人と会社の双方に多くのメリットをもたらす重要な取り組みです。リフレクションの効果は多岐にわたります。
個人にとっては、自分を客観的に理解し、感情や行動を意識的にコントロールできるようになることで、自律性が高まり、仕事への意識やモチベーションが向上します。また、自己成長の促進にもつながります。
会社側にとっても、社員の主体性が増すことで業務改善が進み、組織全体の生産性向上や冷静にチームを見渡せるリーダーの育成に貢献します。
リフレクションを実践する際は、3つのステップを意識することが重要です。
まず「起きた出来事を振り返る」ことで、事実を淡々と捉え、成功や失敗を問わず細かく分解して見直します。
次に「状況を振り返る」段階では、関係者の役割や行動、感情の動きなど他者視点を取り入れます。
そして最後に「自分自身の行動を振り返る」ことで、行動の適切さや理想と現実のギャップを分析し、今後の改善策を考えます。ここでは特に「自分がコントロールできたこと」と「できなかったこと」を分けて考えることがポイントです。未来志向で自身の行動をより良いものに変えていく姿勢が求められます。
リフレクションの効果をさらに高めるためには、いくつかのポイントがあります。第一に「感情と切り分けて振り返る」ことです。出来事に対して感情的にならず、事実を客観的に捉えることが重要です。次に「習慣化する」ことも欠かせません。大きな失敗だけでなく、日常のささいな出来事も振り返ることで、より深い気づきが得られます。例えば、毎晩寝る前に1日の行動を振り返るだけでも効果はあります。最後に「未来志向で振り返る」ことが大切です。過去を振り返るだけでなく、今後どう行動すべきかを考えることで、自分の成長に直結します。自分の感情やスキル不足に気づいた際は、意識改革や能力開発のヒントを得る良い機会となります。
総じて、魅力的なリーダーと呼ばれる人は例外なくリフレクションを習慣化しています。他人を変えることは難しいですが、自分を変えることは可能です。リフレクションを日常的に取り入れることで、誰でも自己成長モードに入ることができるのです
<引用>グロービス経営大学院:リフレクション(内省)とは?人材育成で注目される理由と 実践方法
https://mba.globis.ac.jp/careernote/1323.html
面談で部下の成長を引き出すリフレクション
それでは、建設現場の施工管理者が部下との面談で、リフレクション(内省)を活用するとどのようになるのか考えてみました。
建設現場では日々さまざまな状況が起こります。忙しい現場作業の中では、出来事や問題に対してただ反省するだけでは、充分ではありません。
部下との面談では、リフレクションすることで、自分自身が行った仕事や現場での状況を一歩引いて客観的に振り返り、次に生かせる気づきを見つけ出すのです。
現場では、安全管理、工程の進め方、資材の手配やチームの連携など、多岐にわたる作業があります。それぞれの場面を成功か失敗かに関わらず、冷静に見直すことがポイントです。特に、建設作業においては安全面の問題や施工品質に直結するため、自分の行動だけでなく周囲の動きや反応まで含めて丁寧に振り返ることが求められます。
現場管理者としてリフレクションを行う場合には、まず最初に「起きた出来事をそのまま振り返る」ことから始めましょう。例えば、ある作業で予定通り進んだこと、あるいは遅れが生じたことがあれば、その状況を具体的に振り返ります。ここでは感情を入れずに、ただ事実だけを見つめます。
次に、「周囲の状況や関係者の動きを確認する」段階です。例えば、作業がスムーズに進まなかった時、その時現場にいた仲間はどう動いていたか、指示は明確に伝わっていたか、安全確認は徹底されていたかなど、他者の視点も意識しながら状況を整理します。
その上で、最後に「自分自身の行動を細かく振り返る」ことが重要です。この際に、自分が直接コントロールできた部分とできなかった部分をはっきりと区別します。例えば、資材の到着が遅れたという状況があった場合、資材納期自体は自分でコントロールできないかもしれませんが、その納期を予測して対応策を準備することはコントロール可能です。このように、「自分で改善できる範囲」に集中して、次にどう改善すべきか未来志向で考えていきます。
また、現場作業を行う私たちにとってリフレクションをさらに効果的にするには、感情をいったん切り離して冷静に振り返る習慣を身につけることが大切です。現場ではどうしても慌ただしくなりがちですが、毎日の終わりに少しだけ時間を取って、その日の行動を落ち着いて振り返ることを習慣化するのです。特別な問題が起きた時だけでなく、日常の些細なことを振り返ることで、より多くの気づきや改善点が見つかるはずです。
最終的には、リフレクションを習慣化することが個人のスキルアップだけでなく、チーム全体の生産性向上や安全管理レベルの底上げにも繋がっていきます。現場で信頼されるリーダーや現場スタッフは、自分の行動や考え方を定期的に振り返り、それを着実に改善へと繋げていける人です。他人や周囲を変えることは簡単ではありませんが、自分自身を見つめ直し、変えていくことは可能です。リフレクションという手法を上手に活用し、建設現場のプロとして、常に一歩ずつ成長を続けていくことが大切です。
まとめ
リフレクション(内省)は、日々の業務だけでなく、これからのキャリアデザインにも役立ちます。現場ではどうしても「目の前の作業をこなすこと」が優先されがちですが、リフレクションを取り入れることで、自らの成長や将来の方向性を主体的に考える機会が生まれます。
部下との定期面談の中で、「うまくいったこと(得意・強みのヒント)」、「難しかったこと(成長課題の発見)」、「今後意識したいこと(目指す方向性)」を問いながら、振り返ります。
このプロセスを習慣化にすることで、無理なく自己理解が積み重なり、キャリアの軸を自分で育てることができるようになるのです。
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