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心理的安全性は若手の離職対策に活用できる
今回のテーマは「心理的安全性は離職を減らす」です。
人材確保が難しくなる中で、従業員の離職を防ぐことは企業の重要課題です。厚生労働省の調査によると、新卒大卒者の約3割が3年以内に離職しており、その主な理由は「人間関係の悩み」とされています。
こうした背景から、離職防止の鍵として注目されているのが「心理的安全性」です。心理的安全性とは、組織の中で恐れや不安を感じることなく、自分の意見や能力を安心して発揮できる状態を指します。単に仲が良い「ぬるい職場」ではなく、互いに率直な意見を交わし、改善に向けて建設的に議論できる環境を意味します。
心理的安全性が低い職場では、「無知だと思われる」「無能だと思われる」「邪魔だと思われる」「ネガティブだと思われる」という4つの不安が生じ、発言や相談が減り、ミスが隠されるなどの悪循環が生まれます。
心理的安全性が離職防止に効果的な理由は3つあります。第一に、人間関係の質が向上することです。互いを信頼し合える関係が築かれることで、円滑なコミュニケーションが生まれ、相談しやすい職場環境になります。第二に、一人ひとりが個性を発揮できるようになることです。拒絶される不安がないため、社員が自分らしく働け、イノベーションも促進されます。第三に、エンゲージメントが高まり、仕事への意欲や満足度が向上することで、結果的に離職率が下がります。
実際の事例として、保育施設を運営する株式会社ハイフライヤーズは、社員同士が感謝を伝え合うピアボーナス制度を導入し、離職率を34.7%から10.4%に改善しました。また、人材サービスの株式会社ビースタイルでは、感謝を表す表彰制度や1on1面談などを取り入れ、離職率を27%から8%にまで低下させています。
心理的安全性を高めるには、①現状把握、②コミュニケーション量の増加、③リーダーの自己開示がポイントです。まず、チームの心理的安全性を測定し、課題を可視化します。次に、感情や価値観を共有できる対話を増やし、信頼関係を築きます。そして、リーダーが率先して弱みや失敗を共有することで、メンバーも安心して本音を話せる環境が整います。心理的安全性を高めることは、単なる職場改善にとどまらず、企業の持続的な成長にもつながる重要な施策といえるといえます。
<参考文献>
離職防止に心理的安全性が効く3つの理由を事例と共に解説!:Unipos HRコラム
https://media.unipos.me/psychologicalsafety-turnover

心理的安全性が現場の若手を育てる
建設現場で心理的安全性を高めることは、若手社員の離職防止に直結します。建設業はチームで仕事を進める現場であり、ベテランから若手まで多様な人が協力して工事を進めます。その中で、若手社員が「自分の意見を言っても否定されない」「失敗しても人格を責められない」と感じられる環境、つまり心理的に安心して働ける職場があるかどうかが、定着率を大きく左右します。
私がお手伝いさせていただいているサブコン様で、多くの若手社員(入社1年目~4年目)が口にするのが、なかなか上司に質問や相談をしづらい、ということです。
その理由を聴いてみると、「上司が忙しそうだから、聞くタイミングを逃してしまう」「こんな単純なことを聞いたら、怒られそう」「そもそも自分自身引っ込み思案な性格で、勇気を出して聞けない」といったことが多いようです。
現場に目を向けてみると、施工ミスや段取りの不備など、失敗を避けられない場面も多くあります。心理的安全性が低い現場では、失敗を報告すると叱責されたり、周囲に責任を押しつけ合うような雰囲気が生まれます。そうなると若手は「言わないほうが安全」と考え、報連相を避け、次第に孤立していきます。そして最終的には「自分の居場所がない」と感じて離職につながるのです。
一方、心理的安全性が高い現場では、上司や先輩が「なぜそうなったのか」「次にどうすればよいか」と、失敗を前向きに捉える姿勢を示します。これにより若手は安心して学び、成長できると感じるようになります。また、自分の意見や提案を尊重してもらえる経験を重ねることで、現場への主体的な関与が生まれ、やりがいを実感できます。
さらに、心理的安全性がある職場はチームの協力体制を強化します。互いに助け合う文化が根づくことで、若手が困ったときに相談しやすくなり、孤立を防げます。結果として、ミスが減り、生産性も高まるなど、現場全体の品質向上にもつながります。
つまり、心理的安全性の向上は単なる「優しい職場づくり」ではなく、若手が安心して成長し、長く働ける環境を整えるための重要なマネジメント施策なのです。
まとめ
建設現場で若手の離職を防ぐには、心理的安全性の確保が欠かせません。現場を離れる最大の理由は、仕事の厳しさではなく人間関係のストレスです。
若手が「意見を言っても否定されない」「失敗しても人格を責められない」と感じられる環境でこそ、安心して成長できます。厳しさの中にも信頼があり、叱ることが“成長への期待”として伝わる職場が理想です。心理的安全性の高い現場では、若手が積極的に質問・相談でき、ミスが減り、生産性も向上します。
経営者の視点では、制度よりもまず「人が人を尊重する文化」をつくることが重要です。心理的安全性は、若手を育て、組織を強くする最大の離職対策だと考えています。
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