お役立ちコラム

リーダーのスタッフを支える力が、建設現場を強くする

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「仕える」から始まるリーダーシップとは?

今回のテーマは「サーバント・リーダーシップ」です。
過去の知識や経験が急速に時代遅れになるのが現在です。いつまでも「昔とった杵柄」に頼った部下に指示命令を下し、部下はリーダーの指示命令を実行する支配型リーダーシップでは、組織や部下に大きなストレスを与え、士気を著しく低下させることになります。

それに対して、「サーバント・リーダーシップ」とは、部下やチームメンバーの成長や成功を最優先に考え、支援するリーダーシップスタイルです。リーダーが「仕える(サーブする)」立場となり、メンバーの能力を引き出し、組織全体の成果を高めることを重視します。

リーダーは権威によって指示を出すのではなく、信頼関係を築き、対話を通じてメンバーが自主的に行動できる環境を整えます。その結果、組織のメンバーは自律的に成長し、チームとしてのパフォーマンスも向上していきます。このアプローチは、特に多様性が求められる現代の職場において、個々の能力を最大限に引き出し、持続的な成功をもたらすリーダーシップのあり方として注目されています。

<参考文献>
・人生の経営戦略(山口周)ダイヤモンド社

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新しいリーダー像が建設現場を変える

それでは「サーバント・リーダーシップ」を建設現場で活用するとどうなるのか考えてみました。まずリーダー自身が「現場の支援者」であるという意識を持つことが重要です。一般的なトップダウン型の指示命令ではなく、現場の社員や協力会社の職人たちが最大限の能力を発揮できるよう環境を整え、必要なサポートを提供することが求められます。

例えば、作業員が安全かつ効率的に業務を進めるためには、適切な情報共有が不可欠です。リーダーは、現場の課題を丁寧にヒアリングし、それを基に必要な調整を行うべきです。施工計画や工程の進捗を明確に伝えるだけでなく、現場の声を積極的に吸い上げ、実際の作業に反映させることで、チームの士気を高めることができます。

また、リーダーはただ指示を出すのではなく、自ら現場に足を運び、問題が発生した際には先頭に立って解決策を模索することも大切です。例えば、重機の配置が悪く作業が滞っている場合、単に指摘するのではなく、作業員とともに最適な配置を考え、実際に改善策を実行することで、現場の協力体制を強化できます。

さらに、建設現場では安全管理が最優先事項であり、リーダーは作業員の安全を守ることを第一に考えるべきです。ただルールを押し付けるのではなく、安全意識を高めるための教育や対話を重視し、現場の声を取り入れながら実効性のある安全対策を講じることが重要です。例えば、ヒヤリハット事例を共有し、作業員が自主的にリスクを回避できるような環境を整えることで、より安全な現場を実現できます。

サーバント・リーダーシップを建設現場で活用することにより、単なる管理者ではなく、現場の成長を支える存在としてのリーダーが求められるようになります。その結果、スタッフのモチベーションが向上し、より円滑で安全な施工が可能となるのです。

まとめ

これまでの説明だと「支配型リーダーシップは悪い」、「サーバント・リーダーシップは良い」とされているように見えますが、全面的に支配型リーダーシップのスタイルを否定しているわけではありません。

支配型リーダーシップとサーバント・リーダーシップは、どちらが優れているというより、状況に応じて使い分けるべきものです。支配型は、リーダー自身が高いスキルを持ち、緊急性の高い現場などでは有効です。しかし、長期的には持続しにくく、加齢や環境変化によって機能しなくなることが多いのです。

特に今のように変化が激しい時代では、過去の成功体験に頼る支配型スタイルは、部下や組織に負担をかけ、士気を低下させる恐れがあります。最終的には、支配型からサーバント型へとシフトする時期が必ず訪れるため、リーダーはそのタイミングを見極めることが重要です。

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宮本 一英
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【資格】建築設備士/1級管工事施工管理技士/消防設備士(甲種1類)/空衛学会設備士(空調・衛生)/給水装置工事主任技術者/コーチング資格(GCS認定コーチ)

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