建築現場の言語化力とは
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現場で得た経験を言葉にして伝え、人材育成のスピードを高める
今回のテーマは「言語化力」です。建設現場においては、近年ますます「言語化」の重要性が高まっています。これまで建設業の仕事の多くがベテランの経験や勘に支えられており、その知識が「暗黙知」として個人の中に蓄積され、多くが言語化できていませんでした。そのため、その技術の継承に時間がかかっているのです。
長年現場を経験してきたベテランの施工管理者は、工程の進め方やトラブル対応、安全管理の判断などを、経験から瞬時に判断できるようになります。しかし、その判断の根拠や考え方が言葉として整理されていない場合、若手社員にはその知識がうまく伝わりません。その結果、「見て覚えろ」「経験で覚えろ」という文化になりやすく、人材育成のスピードが遅くなってしまいます。
これからの建設業では、このような暗黙知をできるだけ言葉として整理し、会社の知識として共有していくことが重要です。例えば、工程管理でどこがボトルネックになりやすいのか、原価に影響する判断は何か、安全上どのような点に注意すべきかといった内容を、具体的な言葉で整理して伝える必要があります。そうすることで、若手社員は経験だけに頼らず、知識として施工管理を学ぶことができるようになります。
また、施工管理者の仕事そのものが「言語化力」を必要とする職種でもあります。施主や他業種に工事内容や工程を説明したり、施主からの要望を現場の職人や協力会社に伝えたりする場面が多くあります。さらに、現場内でも工程の指示や安全に関する注意事項などを、わかりやすく言葉で伝える力が求められます。
そのため、建設業界ではこれまでの「経験中心」の文化を見直し、経験を知識として整理し、言語化して共有する取り組みが重要になっています。現場で得られた経験を言葉にして伝えることで、人材育成の質が高まり、組織全体の現場力を強化することにつながるのです。
結論→理由→具体例で分かりやすく伝える
建設現場で言語化力を高める方法を説明します。別に難しい文章を書くことを求めているのではありません。大切なのは、自分の経験や判断を相手にわかりやすい言葉で説明する習慣をつくることです。そのときに役立つのが、「結論→理由→現場の具体例」という順番で話す方法です。この順番で説明すると、相手が理解しやすくなります。
まず大切なのは、結論から話す習慣をつくることです。例えば現場で作業の順番を指示するとき、「この作業は軽量下地が終わってから行う」と最初に結論を伝えます。そのうえで、「先に配管を進めると、後から軽量下地がやりにくくなり、取り外しになる場合があり工程が遅れるから」と理由を説明します。さらに、「以前の現場では、先に配管を進めたために建築から軽量下地ができないから取り外してほしいと言われ、工程が3日遅れた」という具体例を伝えます。このように結論→理由→現場の具体例の順で説明することで、若手にも理解しやすくなります。
次に効果的なのは、現場が終わった後に振り返りを行うことです。このときも同じ順番で整理します。例えば、「資材の搬入時間は事前に決めておく」という結論をまず書きます。その理由として、「搬入時間を決めていなかったため、資材が半日遅れたから」と説明します。そして具体例として、「今回の現場では搬入時間の調整ができておらず、作業が午後からになってしまった」と振り返ります。こうすることで、経験が分かりやすい知識として整理されます。
また、説明の練習をすることも重要です。改修工事などで、施工管理者は施主に工事内容を説明する場面が多いため、「現場の状況を3分で説明する」といった練習を行います。このときも「結論→理由→具体例」の順番で話すことを意識します。例えば、「工程が5日延びる予定です」という結論を伝え、「納まりの関係で特殊継手を使わなければならず納期がかかります」という理由を説明し、「配管工を2名増員し、延長日数を短縮します」という具体例を伝える形です。
さらに、現場会議でもこの話し方をルールにすることが効果的です。会議では「何が起きたか」を報告するだけではなく、「どうすべきか」という結論を先に話し、その理由と具体例を説明します。これを繰り返すことで、現場全体で言語化力が高まっていきます。
このように、言語化力は特別な才能ではありません。結論→理由→現場の具体例という順番で説明する習慣をつくることで、誰でも少しずつ身につけることができます。こうした取り組みを続けることで、ベテランの経験が若手に伝わりやすくなり、会社全体の現場力を高めることにつながります。
まとめ
これからの建設業で重要なのは「現場の経験を会社の知識に変えること」です。建設現場では、ベテランの経験や勘に頼る場面が多く、その判断が言葉として整理されていないと、若手社員にうまく伝わりません。その結果、「見て覚えろ」「経験で覚えろ」という文化になり、人材育成に時間がかかってしまいます。
高齢化が進む建設業では、現場で得た経験を言葉に整理し、会社全体で共有することで、次の世代に技術を継承させる必要があります。そのためには、「結論→理由→現場の具体例」の順で説明する習慣を現場に定着させることが有効です。この方法を現場の指示や振り返り、会議などで繰り返すことで、経験が知識として蓄積され、若手の成長スピードが高まります。こうした言語化の習慣を組織に定着させることで、ベテランの知識を会社の資産として蓄積し、会社全体の現場力を高めていくことが重要なのです。
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