お役立ちコラム

建築設備 新入社員研修で研修をやってよかったと思っていただく3つの方法

私が新入社員研修で気をつけていることは、新入社員の方が講師である私に興味を持ち、この人の話なら聞いてみたいと思ってもらえること。
そのために私が、新入社員研修のときに実際に行っている講師との信頼関係を築き、場の空気を和らげる方法をご紹介しましょう。

研修の前に事前に個人面談をする

例えば新入社員が5名で、全体の研修プログラムが5日間あるとすると、そのプログラムの前に、事前に5名の新入社員一人ひとりと個人面談をやります。
目的は、個人面談を行うことで新入社員一人ひとりが、どういう経緯でこの会社を希望し、何を目指してこの会社に入社したのか、あるいは趣味趣向、何に価値観を持っているか、どういう性格かなどを、講師である私と話をすることで、彼らの人となりを知っておきたいからです。
もちろん、私自身の個人的なことも自己開示してお話をします。ここがミソで、一方的にこちらが相手のことだけを聞くだけでは、尋問みたいになってよくありません。
そこで、具体的な面談方法ですが、面談マンダラシートというものを使用します。
これは、日本産業メンタルマネジメント協会で提供しているシートで、9マスの真ん中に自分の名前を書き、その周りの8マスに自分の好きなこと、最近楽しかったこと、自分の性格、悩み、過去の失敗、夢などランダムに書きます。
私もそのシートに自分のことを書き、シートを交換します。
相手のシートを見て、気になるキーワードから質問していきます。一つ質問し、その内容で相手が自分のことを話し、それに対して会話するという感じです。次は質問者が交代し、順番に質問し合うというように進めていきます。
こうすることで、変にありきたりの質問をすることなく、本人の気になっていることがキーワードとして記入されているので、楽しく、また真実を話そうとしてくれるのです。
当初、時間配分をひとり30分と決めていたのですが、勢いあまって15分も時間が過ぎていることを忘れ、話し込んでしまうこともありました。
それほど、このマンダラシートは使えるツールとして、私は重宝しています。

新入社員同士で自己紹介し合う

事前に個人面談して、講師である私と新入社員個々との距離が少し近くなったことを実感したうえで今度は新入社員同士の一体感を作るために、2つめの演出をしました。
それは、前回個人面談したときの、マンダラシートを研修の第1日の冒頭で一人ひとりスライドで写し、それを見ながら他の新入社員が気になるキーワードについて質問していくというものです。
これをやることで、一人ひとりの人間性や内面的な一面をみんなに知ってもらえることができると思います。
単に、一人ひとり前に出て自己紹介するということも自己PRという意味ではいいかもしれませんが、それ以上にこのマンダラシートを使うことで、よりその人となりがよく分かり、それぞれが各人に対し、興味を持つことができるのではないかと思います。
先日、とある会社様で新入社員研修をやらせていただきましたが、これをやったことでの成果として、研修を企画された人事担当の方から、後日、
「事務所で新入社員同士の会話がほとんど見受けられなかったのが、研修が終わってからは活発に会話するようになりました。研修の成果があったのではと思います」というお言葉をいただきました。
新入社員同士の一体感が生まれたのではと、少し嬉しくなりました。

ニックネームで呼び合う

3つ目は、ニックネームで呼び合うようにする、ということ。
これもゲームを取り入れ、楽しい演出にしました。
まず、新入社員全員に自分が呼ばれたいニックネームを考えてもらいます。
できれば、突飛な面白いものがいいです。今回も思わずニンマリするものが出ました。
机の配置は口の字にしてみんなの顔が見えるようにします。コロナ感染防止のために机の前面にはアクリル板はセットしてあります。
ニックネームが出そろったら、初めの人が例えば、
「バナナが好きな、家康です」と言ったら、その次の人が
「バナナが好きな家康の隣の、バイクが好きなカルロスです」と言い、その次の人が
「バナナが好きな家康の隣の、バイクが好きなカルロスの隣の、〇〇が好きな△△です」と言って最後の人まで回すことをします。
今度は逆回りで同じようにやると、みんなのニックネームをその場で覚えるようになります。これはなかなか場が盛り上がり、研修が持つ一般的な重苦しい雰囲気を覆す演出となりました。

研修の前準備で、研修自体の学びを充実させるねらい

これらの準備や演出は、研修を受ける前にいかに、研修自体を充実したもの、学びの場としてよりよく知識を吸収し、気づきを得るためのものにできるかをねらいとして、計画しました。
講師と受講者との信頼関係構築、新入社員同士の一体感、場の雰囲気の向上など。これらを意図し、準備することで受講者が気持ちよく研修に臨み、少しでも多くの学びを得られれば、講師としての仕事を十分成し遂げることができたのではと思います。

「建築設備」「施工管理」の人材育成でお悩みのあなたへ
シエンワークスでは、解決のサポートをいたします。
まずは、資料請求をしてみてください。

無料資料請求はこちらから

「残業が多い」「現場や育成担当の負担が大きい」「社員が辞めてしまう」人材不足でお悩みの首都圏・関東周辺のサブコン社長・経営幹部の方へ 優秀な人材が育つ! 社員がイキイキとして定着する! 売上・利益が増える! 「サブコン専門 人材育成支援サービス」 研修・現場支援・コーチング

建築設備現場で働く
社員に笑顔を

社員がメキメキと成長し、的確に判断して主体的に動けるようになり、残業や遅延なく業務を遂行できる。

現場も社内もやる気と活気に満ちて、楽しくイキイキと働きながら、無理なく売上・利益が増えていく。

そのような会社を目指されている、サブコン社長・経営幹部の方は他にいらっしゃいませんか?

株式会社シエンワークスでは、
『サブコン専門 人材育成支援サービス』(研修・現場教育支援・コーチング)を通じて、人材の育成・成長、離職率の低減、売上・利益の向上を支援しています。人材開発支援助成金が活用できます。)

首都圏・関東周辺のサブコン様を対象に、出張&初回無料相談を承っております。

以下より、お電話またはメールにてお気軽にご連絡ください。

サブコン専門 人材育成支援サービスに関するお問い合わせ

お問い合わせ、お申し込み、初回無料相談はこちら

042-398-0203

メールでのお問い合わせはこちらから

お問い合わせはこちら
ABOUT ME
宮本 一英
株式会社シエンワークス 代表取締役

首都圏・関東周辺を対象に『サブコン専門 人材育成支援サービス』(研修・現場教育支援・コーチング)を提供しております。大学卒業後、35年間中堅サブコンにおいて現場管理一筋で培った経験を活かし、サブコン様における「人材の育成・成長」「離職率の低減」「売上・利益の向上」を支援しています。

【資格】建築設備士/1級管工事施工管理技士/消防設備士(甲種1類)/空衛学会設備士(空調・衛生)/給水装置工事主任技術者/コーチング資格(GCS認定コーチ)

関連する記事
お役立ちコラム

安全・安心の会話術で部下を動かす

2020年6月10日
建築設備・施工管理(サブコン)の人材育成ならシエンワークス
人は強要されることに抵抗を感じる もし、あなたのお宅に突然リフォーム業者が訪ねてきて、「あなたの家はかなり築年数も経っているようですね。早めに外壁のリフォームをしないと雨漏りして …